2024年度
	 
	■歴史・文化の探訪
	 
	
	
	・秋の散策会
	
	 
	 次の様に散策会を開催しました。
	 
	 
大阪市内のレトロ建築を巡る
	 散策会を下記の様に開催しました。
	 
	 (担当:今中)
	 
	 下記要領の情報を印刷したい方は下記からダウンロードし取り出し印刷してください
	  
 2024年秋の散策会pdf資料
	 
	 <実施要領>
	 
	 1.日時 : 2024年 10月 25日(金)
	 
	 2.集合 : メトロ淀屋橋駅 大阪市役所方面出口 10時 集合
	 
	 3.スケジュール
	   所要時間 約 5.5時間 歩く距離 約 8km
	   コース:
	   淀屋橋 〜 大阪市役所〜 日本銀行大阪支店 〜 大阪倶楽部 〜
	   大阪ガスビル 〜 綿業会館 〜 生駒ビルヂング 〜 高麗橋野村ビル 〜
	   新井ビル 〜 大阪証券取引所 〜 花外楼 〜 大阪中央公会堂 〜
	   適塾 〜 淀屋橋センタービル 〜 淀屋橋駅
	 
	 4.参加費 無料
	 
	 5.持ち物等
	  ・ハイキングが出来る服装
	  ・飲み物
	 
	 6.費用
	   適塾見学料        270円
	 
	 ■コース概要
	 ◎大阪市役所
	  大正10年に建てられた旧大阪市役所本庁舎が建て直された現庁舎のロビーには、
	  当時使われていた彫刻やステンドグラスが飾られています。
	 ◎日本銀行大阪支店
	  緑青の色が美しい円屋根を持つ、レンガと石造りの洋風建築です。
	  ベルギーの国立銀行をモデルにして建てられました。
	  外装には花崗岩が用いられています。
	   ※見学要予約…06-6206-7742 
	 ◎大阪倶楽部
	  南ヨーロッパ風の様式に東洋風の手法が加味された独特の雰囲気を醸し出す建築物。
	  正面の八角石柱や吐水盤などの意匠も美しい倶楽部建築の華です。
	 ◎大阪ガスビル
	  竣工された昭和初期、大阪における最も近代的で美しいビルディングと称され、
	  21世紀を迎えた今もなお、アール・デコ様式の近代名建築の一つに数えられています。
	 ◎綿業会館
	  アメリカン・ボザールの影響が見て取れる茶褐色の落ち着いた外観です。
	  内部は異なる様式の諸室からなり、完成度の高い近代建築です。
	  ※アメリカン・ボザール…建築様式の一つ。建築のヨーロッパ古典様式。
	   基本的に石造建築のデザインで、左右対称形を基本にして、柱のオーダーを中心に
	   建築物の全体を基本寸法の倍数と約数とで構成した、比率の調和の取れたデザイン
	 ◎生駒ビルヂング
	  生駒時計店が昭和5年に新築したアール・デコ様式のモダン建築。時計の振り子を
	  模した2階から5階の窓やステンドグラス、外壁の鷲の彫刻など、歴史の趣が
	  感じられる建物です。
	  ※館内見学可
	 ◎高麗橋野村ビルディング
	  軒瓦や玄関脇の竹と月をモチーフにした装飾、玄関ホールの十二支のデザインなど、
	  モダンなセンスを取り入れた、東洋的な意匠が見て取れます。
	 ◎新井ビル(国登録有形文化財)
	  大正時代に旧報徳銀行大阪支店として使用されていました。
	  現在、パティスリー「五感 北浜本館」として生まれ変わり、レトロな館内からは、
	  いつも甘い香りが漂っています。
	 ◎大阪証券取引所
	  円筒形のエントランスホールは、北浜の象徴的存在です。平滑な壁面に古典建築の
	  構成を引用したファサードや、アール・デコ様式の装飾も見事です。
	 ◎花外楼
	  明治維新の元勲たちが大阪に集まった際、「大阪会議」を開いた料亭です。
	  その結果、日本の立憲政体の礎が築かれました。1830年創業で、その後、
	  何回かの衣替えの後、現在の姿になりました。店頭には大阪会議の碑が残っています。
	 ◎大阪中央公会堂
	  ネオ・ルネッサンス様式を基調としつつ、バロック的な壮大さを持つ建物。
	  アーチ状の屋根を利用して松岡壽が描いた特別室の天井画・壁画が見ものです。
	  ※1階のみ自由見学可
	 ◎適塾(国指定重要文化財)
	  医者・蘭学者の緒方洪庵が開いた蘭学塾で、大阪大学のルーツとも言われています。
	  江戸時代の2階建ての町屋建築で、医学・蘭学に関する貴重な資料が展示されています。
	  ※見学可…270円/人
	 ◎淀屋橋センタービル
	  20世紀の末に建てられたこの建物の1階にあるのが、1781年(天明元年)創業で、
	  塩昆布など上方の味が揃う神宗。店内には、創業当時のまち並みが再現されています。
	 
	 
	
	
	・春の散策会
	
	 
	 次の様に散策会を開催しました。
	 
	 「京都府の南部、木津川市の東南部に広がる
	  
当尾の里(とうののさと)の石仏を巡る」
	 (担当:今中)
	 
	 <実施要領>
	 
	  
 2024年春の散策会pdf資料
	    *下記実施要領をまとめたPDF資料です。ダウンロードし取り出しご覧いただけます。
	 
	 1.日時 : 2024年 3月 30日(土)
	 
	 2.集合 : JR関西本線 加茂駅 改札口9時40分集合
	       9時44分発のバスに乗車しますので、絶対、遅れない様にしてください。
	 
	 3.スケジュール
	   所要時間 約 6.5 時間 歩く距離 約 10km
	   コース:
	    JR 加茂駅(9:44)〜岩船寺前(10:00)〜彌勒摩崖仏〜四面地蔵石仏〜笑い仏
	    〜唐臼の壺〜あたご灯篭〜昼食〜浄瑠璃寺〜地蔵三尊摩崖仏〜阿弥陀如来石仏
	    〜大門石仏群〜加茂青少年山の家〜JR 加茂駅
	 
	 4.アクセス (例)
	  ※・大阪駅 8:27 → 8:44 天王寺駅 8:45 →9:19 JR 奈良駅 9:20 → 9:34 JR 加茂駅
	   (大和路快速 加茂行き)
	  ※・加茂山の家バス停 14:11 → 14:36 JR 加茂駅 14:43 → 15:52 大阪駅
	   ・加茂山の家バス停 15:11 → 15:36 JR 加茂駅 15:43 → 16:52 大阪駅
	 
	 5.参加費 500円(傷害保険加入費)
	 
	 6.持ち物等
	  ・ハイキングが出来る服装
	  ・昼食
 	  ・飲み物
	 
	 7.費用
	   JR大阪駅〜JR 加茂駅    JR片道 990円
	   JR加茂駅〜岩船寺      バス片道 300円
	   加茂山の家バス停〜JR加茂駅 バス片道 400円
	   浄瑠璃寺拝観料       400円
	   岩船寺拝観料        500円
	 
	 8.見どころ紹介
	 
	 ■コース概要
	 当尾の里は石仏の宝庫。あぜ道の脇、舗装路からちょっと奥まったところ、
	 樹々のしげみの中など、至るところに美しい石仏がたたずんでいる。
	 JR加茂駅から木津川市コミュニティーバスに乗車し、岩船寺バス停で下車。
	 岩船寺から浄瑠璃寺までは秀作が目白押し。県道をゆっくり下って、
	 彌勒摩崖仏を右に折れて、四面地蔵石仏を過ぎて、笑い仏から下り、
	 唐臼の壺のある五差路にでる。
	 右へ折れるとあたご灯篭までゆっくりとした下り。
	 左折をしてすぐ右へ折れれば、消防センターの裏に阿弥陀如来石造があり、
	 もう少し下ると大門石仏群が見える。そこから引き返し。浄瑠璃寺へと向かう。
	 浄土を形にしたといわれる、池を挟んだ本堂と三重塔の浄土式庭園を巡り、
	 本堂の九体阿弥陀像を見学。浄瑠璃寺から西小バス停までは緩い下りを歩く。
	 ■浄瑠璃寺、
	 市域の東南部、奈良県との県境付近は、古くから小田原と呼ばれ、平安時代の
	 後期には多くの修行僧が集まり、丘陵地の谷や峯に庵を営み仏教信仰に
	 いそしんでいました。
	 小田原は大きく東西に二分され、東は随願寺(廃寺)を中心に子院や庵が集まり、
	 西では浄瑠璃寺が中心で、西小田原ともいいます。
	 寺の縁起には、奈良時代に聖武天皇が僧行基に命じて建立させたのがはじまりと
	 伝えているのですが、浄瑠璃寺の記録「浄瑠璃寺流記事」(重要文化財)の
	 記すところは、永承二年(1047)に、当麻出身の僧義明が薬師如来を安置して
	 開基したことを伝えています。
	 浄瑠璃寺の名は、東方浄瑠璃浄土の主、薬師瑠璃光如来に因んだものです。
	 その後、平安時代末期になって九体阿弥陀仏を安置する阿弥陀堂を建立し、
	 庭園を整備して今日の姿になりました。
	 ■岩船寺
	 岩船寺は、京都府と奈良県の境にあるかつては南山城当尾(とうの)村と呼ばれ、
	 さらにそれ以前には小田原と称される地域に位置する。
	 山号は「高雄山(こうゆうざん)」院号は「報恩院」である。 ここは平安遷都
	 までは「山背国」と書かれ、奈良・平城京が文化の中心であった時代には、
	 まさに山々の背後にあたる場所であった。それ故に南都仏教の影響を強く受けて
	 おり、平城京の外郭浄土として興福寺や東大寺にいた高僧や修行僧の隠棲の地と
	 なり、真の仏教信仰にそそがれた地域であった。
	 また「当尾(とうの)」の地名は、この地に多くの寺院が建立され三重塔・
	 十三重石塔・五輪石塔などの舎利塔が尾根をなしていたことから「塔尾」と
	 呼ばれたことによる。