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■催事実績内容 〜 2019年 〜
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・第152回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 神武天皇と猿田彦
 日 時: 2019年 4月24日(水曜日) 15:30〜17:00
 講 師: 光田 和伸 (みつた かずのぶ) 様
      国文学者
 
神武東征の真実の姿、そこに潜む古代史の最大のトリックについてお話しいただきました。
猿田彦族は、南方から沖縄、北九州、出雲、そして伊勢に進出して、語り部として代々の天皇の歴史を管理した民族で、古事記、日本書紀の内容も、この一族の伝承が中心となっているそうです。天照大御神が孫のニニギノミコトの降臨を決断した時、猿田彦は、そのニニギを天の八衢で出迎え、日向の国へと案内して、自らは伊勢に帰りました。ところが、紀元前七世紀頃、ニニギの曽孫にあたる若御毛野命(後の神武天皇)がヤマトを目指した(神武東征)時、伊勢の猿田彦一族が支援したという記述はありません。光田先生は、神武東征の真実の姿を「神武天皇の名で呼ばれる英雄の大和入りは紀元三世紀の初頭であって、紀元前七世紀頃、ヤマトを目指したのは猿田彦族である。猿田彦族の語り部が伝承していた自分たちのヤマト進出の主語を神武天皇に置き換えたのだ」と話されました。
また、愛媛県久米郡の古代史も紹介されました。猿田彦と同じ南方から渡来した海人久米氏が治めた地で椿神社があるそうです。椿は、海人が聖樹として信仰した樹で、伊勢にも猿田彦を祀った椿大神社がある事を思い出しました。猿田彦等の海人について更に興味がわいたご講演でした。
 

 

光田 和伸 様

 

 
 

 
・第151回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 「京都異界魔界まち歩き」
 日 時: 2019年 3月27日(水曜日) 13:30〜16:30
 講 師: 藤野 正弘 (ふじの まさひろ) 様
      (京都産業大学日本文化研究所 上席特別客員研究員)
 場 所: 街歩きコース
      JR京都駅→五条楽園→正面橋→耳塚→方広寺→幽霊子育て飴→
      六道珍皇寺→安井金毘羅宮→松原橋→鉄輪井→佛光寺
 
32年間務めた外資系企業を早期退職し、NPOの世界に飛び込み、きょうとNPOセンターを65歳で退職後もNPOのお手伝いされ、京都検定一級を活かして京都産業大学で日本文化研究を行っておられるそうです。NHK BSプレミアム「新日本風土記」では京都の鬼門除けを紹介されたそうです。今回は、京都の下京区、東山区に点在する五条楽園界隈、耳塚、方広寺、安井金毘羅宮、松原橋、鉄輪井等の異界魔界をご紹介いただきながらの街歩きを実施しました。京都五花街以外の花街であった五条楽園界隈では、古びた歌舞練場やお茶屋さんだった建物に寂しさを感じ、指定暴力団『会津小鉄会』の本部だった建物にビックリし、任天堂の創業の建物に感激しました。豊臣秀吉の朝鮮侵攻で武将達が首級の代わりに朝鮮軍民の鼻や耳をそぎ持ち帰えりこの地に埋め供養した「耳塚」や、井水を汲んで相手に呑ませると縁を切る事ができる路地奥にひっそりとある「鉄輪井」に手を合わせました。
 

 

藤野 正弘 様

 

 
 

 
・第150回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 「コンピュータとソフトウェアについて」
 日 時: 2019年 2月27日(水曜日) 16:00〜17:30
 講 師: 春名 修介(はるな しゅうすけ) 様
      ( 大阪大学大学院情報科学研究科 特任教授・博士 )
 
私たちの身の回りには、コンピュータがあふれており、水道・ガス・電気などと同じように社会基盤の一部となっています。ゴマすり機にもコンピュータが組み込まれているそうです。2進数/論理回路/加算乗算/メモリ/命令等に関する基本知識、高性能化・小型化を含む歴史、内部のソフトウェアというプログラムが動作を決めている事、ソフトウェアの開発工程、ソフトウェアの開発費が開発全体の半分を占める事、そしてこの人材育成が必要であるとお話し頂きました。また、集積回路のトタンジスタ数が18ケ月毎に倍となる技術革新等により、処理速度、通信速度が飛躍的に高速となった事で実現可能となった最近話題のクラウドコンピューティング、ビッグデータ、機械学習(人工知能)、IOTについてもご紹介いただきました。コンピュータ内部でのデータの並べ順を表すビッグエンディアンとリトルエンディアンという用語がガリヴァー旅行記に由来しているといった逸話も混ぜながらの楽しいご講演でした。
 

 

春名 修介 様

 

 
 

 
・第149回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 「フェルメールの魅力」と「新発想展覧会」のからくり
 日 時: 2019年 1月23日(水曜日) 16:00〜17:30
 講 師: 木村 文男(きむら ふみお) 様
      ( 木村美術振興研究所代表 )
 
2000年に開催されたフェールメール展(大阪市立美術館)では、わずか5作品で60万人が来場されたそうです。日本人がフェルメール好きな理由は、宗教色が薄く、フェルメール・ブルーに日本人が愛する藍の色と同じ魅力を感じるからでは等のお話しでした。
フェルメール作品は少なく現存の37点まとめての展示は、行方不明や門外不出の作品もある為、不可能とされています。そこで、従来の展示と異なり、全作品を展示し、音楽を聴きながらワインを飲み、写真も撮れる、遊び心ある新発想展覧会実現に参画されたそうです。全作品を展示する為、木村様は「原寸大のリ・クリエイト作品」の製作に携われました。酸化したワニスの汚れ、黄ばみ、白色部分の濁りのデータ上での除去等により、350年前の色彩を求め、その印刷再現に苦労されたとの事。
2012年の東京銀座での展覧会以来全国48箇所で開催、70万人が来場されたそうです。こんな展覧会が増えると良いなと感じたご講演でした。
 

 

木村 文男 様

 

 
 
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