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■催事実績内容 〜 2019年 〜
■月例会
 

 
・第156回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 神道を通じた日本人の信仰の原点
 日 時: 2019年 8月28日(水曜日) 15:30〜17:00
 講 師: 佐々木 久裕 (ささき ひさひろ) 様
      星田神社・星田妙見宮宮司
 
平成8年、星田神社・星田妙見宮の新宮司として就任。神社は荒廃していたが、装いを一新、祭典の再興等を進められ、星田妙見宮では、7月7日に七夕祭が、7月23日に星降り祭が行われ、当地の七夕伝説を継承しているそうです。私たちの祖先は、農耕等を通じて、自然の中に神々の働きを感知し、あらゆるものを生みなす生命力も神々の働きとして捉えたのです。先祖代々の田畑を売る戒めの言葉が「田分けもの」だそうです。そして、自然物を神宿るものとしてまつり、まつりの場所に神社が誕生しました。妙見信仰は、大空に輝く太陽の恵みと、夜空に輝く月と星たちの恵みに感謝する信仰だそうです。また、北辰(北極星、北斗七星)が森羅万象を司る神として信仰することで生れた祭祀が七夕だそうです。内宮のご神体八咫鏡は天照大神の憑り代ですが、万葉集では鏡が月の象徴とのお話しにビックリ。「満月の日に出産が多い、新月に伐る木や竹は長持ちする」等の言い伝えを交えながらのお話しに、忘れていた大切な事を思い出したご講演でした。
 

 

佐々木 久裕 様

 

 
 

 
・第155回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 水族館で海底散策 ― 「没入型展示」の歩み −
 日 時: 2019年 7月24日(水曜日) 15:30〜17:00
 講 師: 溝井 裕一 (みぞい ゆういち) 様
      関西大学教授
 
溝井先生は、著書『水族館の文化史 - ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界』(勉誠出版)や一連の著作活動の業績が評価され、2018年、第40回サントリー学芸賞を受賞されました。その水族館の文化を中心にお話をいただきました。水族館は、1853年にイギリスで水槽陳列型の世界初の公開型水族館フィッシュハウスが誕生。その後、水中世界に入ってゆく様な体験ができる洞窟式、パノラマ式の「没入型展示」が、1867年パリ万博付属水族館、1869年ベルリン水族館ではじまった。この水族館文化は、1876年グレート・ニューヨーク水族館、1882年上野動物園の観魚室、1897年和田岬水族館等、アメリカや日本に伝わった。その後、折り曲げが容易で圧力に強いアクリルガラスの発明で、のぞき窓の大型化等没入体験を向上させる多様な水槽を実現できる様になった事から、1938年、アメリカのマリン・スタジオが世界に先駆けて実際の海中と同じように様々な種類の魚や生物を同じ水槽の中で飼育するオセアナリウムを導入しました。日本においても1957年神戸市立須磨水族館等いくつものオセアナリウムがオープンしています。21世紀に向け、没入型展示は更に発展し、よりリアルに、よりテーマ性の強い水族館として発展してゆくと話されました。お話しを聞いて、博物館の一種である水族館は、娯楽だけでなく教育や研究施設でもありますので、世界の教育や研究の歴史と状況についても知りたいと思いました。
 

 

溝井 裕一 様

 

 
 

 
・第154回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 祇園祭 −1150年のときを超えて−
 日 時: 2019年 6月26日(水曜日) 15:30〜17:00
 講 師: 八木 透 (やぎ とおる) 様
      佛教大学歴史学部教授
 
祇園祭の始まりから現在迄の変遷についてお話しいただきました。869年に、日本国66ケ国の鉾(小さなもの)を作って神泉苑で牛頭天王を祀り災厄を祓う御霊会(ごりょうえ)を行ったのが祇園祭の始まりで、10世紀末から11世紀頃に感神院祇園社(現在の八坂神社)が成立し、年中行事として定着。東御座・中御座。西御座という3基の神輿が祇園社から出て御旅所(四条寺町付近)へ渡御する神事だったそうだ。現在も神幸祭・神輿渡御として行われている。山鉾の登場は、14世紀から15世紀だそうで、神輿の行事が主役で、山鉾は脇役であった。その後、山鉾が主役で、神輿渡御が脇役に逆転したそうです。先の祭と後の祭り、くじ取らず、山と鉾の違い等、いろいろとお話し頂きました。各山鉾町等で授与される粽(ちまき)は、厄よけのお守りで『蘇民将来之子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)』と記されている。牛頭天王が蘇民将来に、「茅萱の輪をつくり蘇民将来の孫と書いたお札を飾れば、厄災を除くことができる。」と告げた事に由来するものです。今年の祇園祭が楽しみとなるお話しでした。
 

 

八木 透 様

 

 
 

 
・第153回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: ザ・ビートルズ 10の『なのに』!
 日 時: 2019年 5月22日(水曜日) 15:30〜17:00
 講 師: 瀬戸 俊昭 (せと としあき) 様
      企画とプレゼンの『キプレ』代表
 
英国リバプール出身のバンド「ザ・ビートルズ」について、誕生(1962年)から解散(1969年)迄の音楽やエピソードの紹介をして頂きました。1963年1月のデビュー二曲目の「Please Please Me」が英国でブレークしているのに米国では知らんぷり(不発)。1964年2月、米国TV番組「エド・サリヴァン・ショー」での新曲「I Want To Hold Your Hand」等の生演奏は視聴率72%、ニューヨックなのに青年犯罪ゼロの夜となった事。この出演が功を奏し、インターネットは無かったのに一気に世界中でブレーク。この時期の代表曲が「Can、t Buy Me Love」である。結果、忙しすぎて精神的にまいり、アイドルなのに助けて!と叫んだ曲が、「Help」だそうです。半世紀以上前の曲なのに色褪せないというお話しが最も印象に残りました。「同じジャンルのものは二度とつくらない」「常に新しいアイデアを持ち込まないとメンバーに尊敬されない」と決め実践したそうで、今も色褪せない曲を次々と生み出せたのは「なぜか?」少し理解できました。ビートルズのすごさを再発見したお話しでした。
 

 

瀬戸 俊昭 様

 

 
 

 
・第152回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 神武天皇と猿田彦
 日 時: 2019年 4月24日(水曜日) 15:30〜17:00
 講 師: 光田 和伸 (みつた かずのぶ) 様
      国文学者
 
神武東征の真実の姿、そこに潜む古代史の最大のトリックについてお話しいただきました。
猿田彦族は、南方から沖縄、北九州、出雲、そして伊勢に進出して、語り部として代々の天皇の歴史を管理した民族で、古事記、日本書紀の内容も、この一族の伝承が中心となっているそうです。天照大御神が孫のニニギノミコトの降臨を決断した時、猿田彦は、そのニニギを天の八衢で出迎え、日向の国へと案内して、自らは伊勢に帰りました。ところが、紀元前七世紀頃、ニニギの曽孫にあたる若御毛野命(後の神武天皇)がヤマトを目指した(神武東征)時、伊勢の猿田彦一族が支援したという記述はありません。光田先生は、神武東征の真実の姿を「神武天皇の名で呼ばれる英雄の大和入りは紀元三世紀の初頭であって、紀元前七世紀頃、ヤマトを目指したのは猿田彦族である。猿田彦族の語り部が伝承していた自分たちのヤマト進出の主語を神武天皇に置き換えたのだ」と話されました。
また、愛媛県久米郡の古代史も紹介されました。猿田彦と同じ南方から渡来した海人久米氏が治めた地で椿神社があるそうです。椿は、海人が聖樹として信仰した樹で、伊勢にも猿田彦を祀った椿大神社がある事を思い出しました。猿田彦等の海人について更に興味がわいたご講演でした。
 

 

光田 和伸 様

 

 
 

 
・第151回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 「京都異界魔界まち歩き」
 日 時: 2019年 3月27日(水曜日) 13:30〜16:30
 講 師: 藤野 正弘 (ふじの まさひろ) 様
      (京都産業大学日本文化研究所 上席特別客員研究員)
 場 所: 街歩きコース
      JR京都駅→五条楽園→正面橋→耳塚→方広寺→幽霊子育て飴→
      六道珍皇寺→安井金毘羅宮→松原橋→鉄輪井→佛光寺
 
32年間務めた外資系企業を早期退職し、NPOの世界に飛び込み、きょうとNPOセンターを65歳で退職後もNPOのお手伝いされ、京都検定一級を活かして京都産業大学で日本文化研究を行っておられるそうです。NHK BSプレミアム「新日本風土記」では京都の鬼門除けを紹介されたそうです。今回は、京都の下京区、東山区に点在する五条楽園界隈、耳塚、方広寺、安井金毘羅宮、松原橋、鉄輪井等の異界魔界をご紹介いただきながらの街歩きを実施しました。京都五花街以外の花街であった五条楽園界隈では、古びた歌舞練場やお茶屋さんだった建物に寂しさを感じ、指定暴力団『会津小鉄会』の本部だった建物にビックリし、任天堂の創業の建物に感激しました。豊臣秀吉の朝鮮侵攻で武将達が首級の代わりに朝鮮軍民の鼻や耳をそぎ持ち帰えりこの地に埋め供養した「耳塚」や、井水を汲んで相手に呑ませると縁を切る事ができる路地奥にひっそりとある「鉄輪井」に手を合わせました。
 

 

藤野 正弘 様

 

 
 

 
・第150回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 「コンピュータとソフトウェアについて」
 日 時: 2019年 2月27日(水曜日) 16:00〜17:30
 講 師: 春名 修介(はるな しゅうすけ) 様
      ( 大阪大学大学院情報科学研究科 特任教授・博士 )
 
私たちの身の回りには、コンピュータがあふれており、水道・ガス・電気などと同じように社会基盤の一部となっています。ゴマすり機にもコンピュータが組み込まれているそうです。2進数/論理回路/加算乗算/メモリ/命令等に関する基本知識、高性能化・小型化を含む歴史、内部のソフトウェアというプログラムが動作を決めている事、ソフトウェアの開発工程、ソフトウェアの開発費が開発全体の半分を占める事、そしてこの人材育成が必要であるとお話し頂きました。また、集積回路のトタンジスタ数が18ケ月毎に倍となる技術革新等により、処理速度、通信速度が飛躍的に高速となった事で実現可能となった最近話題のクラウドコンピューティング、ビッグデータ、機械学習(人工知能)、IOTについてもご紹介いただきました。コンピュータ内部でのデータの並べ順を表すビッグエンディアンとリトルエンディアンという用語がガリヴァー旅行記に由来しているといった逸話も混ぜながらの楽しいご講演でした。
 

 

春名 修介 様

 

 
 

 
・第149回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 テーマ: 「フェルメールの魅力」と「新発想展覧会」のからくり
 日 時: 2019年 1月23日(水曜日) 16:00〜17:30
 講 師: 木村 文男(きむら ふみお) 様
      ( 木村美術振興研究所代表 )
 
2000年に開催されたフェールメール展(大阪市立美術館)では、わずか5作品で60万人が来場されたそうです。日本人がフェルメール好きな理由は、宗教色が薄く、フェルメール・ブルーに日本人が愛する藍の色と同じ魅力を感じるからでは等のお話しでした。
フェルメール作品は少なく現存の37点まとめての展示は、行方不明や門外不出の作品もある為、不可能とされています。そこで、従来の展示と異なり、全作品を展示し、音楽を聴きながらワインを飲み、写真も撮れる、遊び心ある新発想展覧会実現に参画されたそうです。全作品を展示する為、木村様は「原寸大のリ・クリエイト作品」の製作に携われました。酸化したワニスの汚れ、黄ばみ、白色部分の濁りのデータ上での除去等により、350年前の色彩を求め、その印刷再現に苦労されたとの事。
2012年の東京銀座での展覧会以来全国48箇所で開催、70万人が来場されたそうです。こんな展覧会が増えると良いなと感じたご講演でした。
 

 

木村 文男 様

 

 
 
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