・第28回定例会 2008年12月18日(木曜日)18:00〜
年次総会/特別講演会/忘年会
一部:18:00〜 Klub Zukunft2008年度年次総会
「2008年度活動実績報告、2009年度活動計画」
二部:18:30〜 特別講演会 関西大学 教授 浜本 隆志 様
「ドイツの少子高齢化・格差問題と大連立内閣の行方」
三部:20:30〜 忘年会
2008年度の年次総会の後、関西大学教授である浜本隆志様から
日本の状況と対比させながらドイツの国状と連立政権の行方について
講演をしていただきました。GDP2位の日本に対してドイツは3位、
人口1億2千万の日本に対してドイツは1億弱と、日本とよく似た
国です。そんなドイツが、日本よりいち早く、景気の低迷、失業率の低下、
高齢化対策等への対策に取り組んだ事や、大連立政権体制で福祉の財源等を
確保するため消費税を19%に増やし、少子化改革等の取り組みを行う等
ドイツの取り組み内容についてお話しをしていただきました。これからの
日本の取り組みを考える時、ずいぶんと参考になるのでは・・・と感じ
ざるをえませんでした。
・第27回定例会 2008年11月27日(木曜日)18:00〜19:30
「呉服屋の独り言」
亀井 邦彦 様 株式会社 ゑり善 代表取締役社長
420年前の昔から京都で呉服業を営んでおられる「ゑり善」の亀井社長様から、着物に
まつわるお話をお聞きしました。着物は呉服と呼ばれますが、そのルーツは「呉の国から渡って
きた着物」である事。小袖と呼ばれる着物が、実はもとをただせば肌着である事。木曾節の
「あ〜わしょ、なかのりさ〜ん」の「あわしょ」が「着物の袷(あわせ)」である事。
等など着物の成り立ちや、魅力、呉服屋としてのいろいろな奮戦記を語っていただきました。
・第26回定例会 2008年10月30日(木曜日)18:00〜19:30
「もっと、食事(日本料理)を楽しもう」
中谷隆亮 様 味吉兆 社長
吉兆の創始者湯木貞一の料理長だった先代社長中谷文雄さんが、味吉兆を創業されたそうです。
日本料理は、「会席料理」といわれる華美贅沢なものではなく、温かい石をふところに抱き空腹を
満たす懐石料理とも言うべきもので、野菜を中心としたものでその時々の季節の素材を生かした
料理だとお話しくださいました。そして、「ただ、淡々と・・・」(料理を出し続ける)という
理念のお話に、妥協を許さず時代を継承していく職人さんの心を感じました。
・第25回定例会 2008年9月25日(木曜日)18:00〜19:30
一歩先行く次世代エネルギー 「燃料電池を取り巻く状況と課題」
−松下電器における事業化への取り組み−
柴田恒雄 様 (松下電器産業株式会社 燃料電池事業化プロジェクト 顧問)
水に電気を通すと、水素と酸素が発生しますが、逆に、何らかの方法で水素と酸素をくっつける事が
出来れば、水ができると同時に電気が発生するはずですね。この原理を応用した発電機を燃料電池と
呼んでいます。松下電器産業株式会社で燃料電池の開発や事業化に携わっておられる柴田恒雄様に
お話をお聞きしました。
・第24回定例会 2008年8月28日(木曜日)18:00〜19:30
「迷える現代の若者のあり様について −教師の思いと若者−」
島村 泰 様 元 明石高校校長
最近の日本社会では、家庭の中では、子が親を殺し、親は子を遺棄・殺害し、職場の中では不正と汚職に
まみれ、強いものが生き残り弱者は孤独死する。私達は、正にその渦中に身を置きながら、問題の本質も
理解できず、又、処方も分からずただ当惑しているだけの様に感じます。「この様な世の中になったのは
学校教育が悪いからだ」との話を良く耳にしますし、教育は学校だけで出来るものではなく地域社会や
家庭も子供の教育には欠かせないとも言われます。社会の縮図と言われる学校現場で一体何が起って
いるのか、長きに亘り教育現場で若者と接してこられた島村泰様をお招きして、お話をお聞ききし、
学校教育の現状についてより理解を深め日本社会の将来について考えてみました。
・第23回定例会 2008年7月31日(木曜日)18:00〜19:30
「霊山歴史館の意義とその展示内容について」
佐藤 等 様 財団法人 霊山顕彰会 理事・事務局長
幕末維新の志士たちの諸霊は京都東山に祀られています。明治100年に当る
昭和43年に霊山顕彰会が発足し、京都東山の霊山一帯の歴史的風土を維持・
保全、先覚志士の精神を顕彰し、日本の歴史と伝統を幅広く紹介する事を目的と
して、昭和45年から霊山歴史館が運営されています。霊山顕彰会事務局長の
佐藤等様にお越し頂き、霊山歴史館とその展示内容や意義についてご紹介頂きました。
・第22回定例会 2008年6月26日(木曜日)18:00〜20:00
「日本の住宅事情と住宅性能評価について」
(株)西日本住宅評価センター 技術管理部次長 砂川ひとみ 様
目下現役の建築家として、住宅性能評価の分野でご活躍中の砂川ひとみ様をお招きして、
日本の住宅性能評価の現状についてお聞きしました。
・第21回定例会 2008年5月29日(木曜日)18:00〜20:00
「筆と和紙―日本の伝統芸術・工芸を支える技術―」
丸山功一 様 (丸山雄進堂 4代目)
筆は、人形作り、焼き物、染物、仏画、日本画、水墨画、油絵などと実に多くの伝統芸術、
伝統工芸の分野で、大事な役割を担っています。そこには、長い歴史の中で培われた伝統の技が
積み重ねられています。明治16年に創業した丸山雄進堂の4代目として、事業を継承されている
丸山功一さんをお招きして、筆と和紙という伝統技術の観点からお話しをいただきました。
・「春の特別企画」 2008年5月8日(木)〜9日(金)
1泊2日 奈良県吉野町他
竹林院群芳園、金峯山寺(世界遺産)、吉水神社(世界遺産)、金峯神社から
さらに山中に分け入った所にある西行庵を訪れました。『新古今和歌集』の代表的歌人の
一人である西行が、俗塵を避け3年間幽居した場所と伝わり、庵の中には西行像が安置されています。
また、北葛城郡当麻町にある創建が白鳳時代の当麻寺、戦国時代石山本願寺の家衆である
今井兵部が築いた橿原にある今井町も散策しました。
・第20回定例会 2008年4月24日(木)
「開発途上国での国づくり支援の現場体験から」
関 忠夫 様 (株)エクセル インターナショナル 顧問
会社を定年退職された後、ウズベキスタン、ラオス、ベトナム等のODAの現場で実際に
活動されてこられたその体験談や活動への熱い思い、更には人生観等を
お聞きしました。
・第19回定例会 2008年3月27日(木) 「上町台地の歴史と文化」
井上 彰 様 タウン情報誌「天満人」編集・発行人
古代大阪は上町台地という半島状の地形の上で始まり、そこに難波の宮が作られました。
上町台地の歴史や文化をもっと高く評価すべきではないか、と地道なタウン情報誌「天満人」の
出版活動についてのお話をお聞ききしました。
・第18回定例会 2008年2月28日(木) 「現代日本人における仏教の役割について」
河野良文 様 南都 大安寺 貫主
奈良日独協会会長
がん封寺の寺として知られるが、奈良時代には仏教の総合大学の役割を果たし、887人の僧侶が住み勉学
に励んだ大伽藍を構え、鑑真和尚の招請を果たした普照、最澄や空海も住した歴史的なお寺である事などの
御話しをいただきました。
・第17回定例会 2008年 1月31日(木)
「平城遷都1300年記念事業について」
林 信夫 様 平城京・広域ネットワーク事業 プロデューサー
現在進行中の「平城遷都1300年記念事業」の構想を確認すると同時に、
進捗状況やその課題などについて理解を深めました。